【クロノクロス リマスター】評価/レビューと感想【クロノクロスRD】

クロノクロス リマスターの評価とレビュー

評価まとめ

1. ・「クロノクロス」のグラフィックや音質が向上したリマスター作品
2. ・シナリオの元になった「ラジカルドリーマーズ」も収録
3. ・「バトル強化」機能でストーリーに集中することもできる

「クロノクロス」のグラフィックや音質が向上したリマスター作品

クロノクロスリマスターは、1999年に発売されたPlayStationの作品「クロノクロス」のリマスター版です。キャラグラフィックやキャラ立ち絵のリファインでビジュアル面が大きく強化されたほか、音質の向上などにより、当時でも最高峰だったビジュアル・サウンドの両面がさらに強化され、PS4、Switch、XboxOne、Steam(PC)といった最新のゲーム機・環境でクロノクロスを楽しむことができます。

シナリオの元になった「ラジカルドリーマーズ」も収録

クロノクロスリマスターはクロノクロス本編だけではなく、長らくプレイするのが難しかった関連作品「ラジカル・リーマーズ -盗めない宝石-」が同時収録されています。クロノトリガーの翌年に配信されたサウンドノベルゲームで、「Kid 盗めない宝石編」はトリガー・クロスの両作のシナリオを担当した「加藤正人」さんがストーリーを担当しています。
クロノクロスとは設定が異なる部分もありますが、両作をプレイした方は設定の差異などを楽しむことが可能です。

「バトル強化」機能でストーリーに集中することもできる

クロノクロスリマスターにはスクエニのリマスター作品で搭載されることが多いバトル強化の機能も搭載されています。戦闘中に敵からダメージをほとんど受けない・エレメントパワーが常に満タン・敵とエンカウントしないなど、戦闘の難易度がやや高いクロノクロスの戦闘を快適に進めることができる機能を好きなタイミングでON・OFFできるので、クロノクロスのストーリーをもう一度楽しみたい、2周目以降を快適に進めたい場合などに役立てましょう。

クロノクロス リマスターをプレイした感想

パラレルワールドをテーマにした重厚なストーリーに引き込まれる

クロノクロスは、タイムトラベルによる歴史改変をテーマにしていた前作「クロノトリガー」とは異なり、2つのよく似た世界「パラレルワールド」をテーマにしたストーリーが展開されます。最初はクロノトリガーとの共通点はあまり見受けられないのですが、ストーリーが進むに連れて明らかになっていく原作との関連・なぜ2つのパラレルワールドが生まれたのかなどが徐々に明かされて行きます。
非常に綿密な設定なのでいきなり全てを理解するのは難しい面もありますが、重厚なストーリーにどんどん引き込まれていくことでしょう。

戦略性の高いバトルを楽しむことができる

クロノクロスは非常に戦略性の高いバトルも魅力です。レベルもMPもアイテムも廃されているという独特の戦闘システムで、1戦闘に1回ずつしか使用できない「エレメント(魔法のようなもの)」や、「命中率と威力が違う3種類の攻撃」「使用したエレメントの属性によってフィールドの属性や次に使用するエレメントの威力が変化」などのシステムを活用して強敵に立ち向かいましょう。
レベルを上げて強敵に対抗する…という手段は取ることができないのですが、裏を返せばエレメントや戦略を見直せば、必ずボスに勝つことはできます。逃走はボスでも100%成功するので、どうしても無理だと判断した場合は戦略を練り直すのも有効です。

総勢45人の仲間を集めるのも楽しみの1つ

クロノクロスは仲間キャラが全部で45人という大所帯のRPGです。思いもよらないキャラが仲間になるのも魅力で、仲間を全員揃えることで得られるトロフィーや実績も存在するので、ゲームを周回して仲間を全て揃えるのを目標にしてみるのも良いでしょう。
もちろん、サブイベントをこなせずメインのストーリーで必ず仲間になるキャラもたくさんいるので、探索をして仲間を増やさないとゲームクリアが困難になるとった心配もありません。

クロノクロス リマスターは買うべき？

クロノクロスを改めてプレイしたい方におすすめ

クロノクロスリマスターは、現行ゲーム機ではやや遊ぶのが難しくなってきているクロノクロスを綺麗になったグラフィック・サウンドで楽しむことができます。過去に遊んだけれどストーリーを理解しきれなかった、仲間を全員揃えることができなかった、など、過去にクロノクロスでやり残したことがある方・もう一度プレイしたい方はぜひプレイしましょう。

ラジカルドリーマーズをプレイしてみたい方におすすめ

クロノクロスリマスターは幻のゲーム「ラジカルドリーマーズ」も同時収録されています。今までプレイするのが非常に困難だったラジカルドリーマーズを気軽にプレイすることができるので、ラジカルドリーマーズに興味はあったもののプレイ出来なかった方、ラジカルドリーマーズを初めて知った方にもおすすめのゲームです。