【サイレントヒルf】「胸飾り」の入手方法と使い道

「胸飾り」の入手方法

1周目の深水家イベント後に自動で入手可能

胸飾りは、1周目のプレイ中、ストーリー中盤の深水家でのイベントをクリアした後に、狐面の男との会話イベントで自動的に入手できます。特別な謎解きや特定の場所を探索する必要はないため、取り逃す心配はありません。入手後は「大事なもの」としてアイテム欄に保管され、2周目以降は最初から所持しています。

「胸飾り」の奉納場所

「深水家」南西のお地蔵様に奉納する

胸飾りを奉納する場所は、主人公の実家である「深水家」の南西に位置する小さなお地蔵様です。この場所はストーリー上で必ず通る道ではありませんが、マップで位置を確認すれば簡単に見つけられます。真エンドを目指す上で絶対に欠かせない行動なので、場所を正確に覚えておきましょう。

奉納を忘れるとイベントが発生しないので注意

真エンド「静寂なる戎ヶ丘」を見るためには、胸飾りを深水家南西のお地蔵様に奉納することが必須条件です。この行動はストーリー終盤、深水家に入る直前が最後のチャンスとなります。

奉納はストーリー終盤に行うのが効率的

胸飾りを奉納する最もスムーズなタイミングは、ストーリー終盤の「本殿」をクリアした後、イベントで戎ヶ丘の町に戻り、最終決戦のために「深水家」へ向かう道中です。このタイミングを逃すと奉納できなくなる可能性があるため、忘れずに立ち寄るようにしましょう。こまめなセーブもおすすめです。

「胸飾り」の使い道

この記事にはネタバレを含んでいます。閲覧には、ご注意ください

真エンド発生のキーアイテム

真エンド「静寂なる戎ヶ丘」を見るためには、「胸飾りの奉納」を含めた4つの条件をすべて満たす必要があります。これらの条件は周回プレイが前提となっており、プレイヤーの選択が物語の結末を大きく左右することを示唆しています。特に「赤いカプセル」不使用の制約は難易度が高く、計画的なプレイが求められます。

「胸飾り」の考察・ネタバレ

奉納することで不の連鎖を断ち切る

両親の罪と歪んだ愛情の象徴である「胸飾り」。これをお地蔵様に奉納する行為は、単に過去を捨てるのではありません。親の罪を自らが受け止め、供養することで許し、憎しみの連鎖を断ち切るという強い意志表示です。被害者であり続けた雛子が、初めて能動的に運命を変えようとする贖罪の儀式であり、真の救済へと至るための不可欠な精神的成長の証と言えるでしょう。

胸飾りを受けとる＝結婚・家族の「言いなり」になる

婚約者らしき狐面の男から「胸飾り」を渡される場面は、家や結婚という社会通念に従うだけの「言いなりの人生」の象徴です。しかし、物語の核心はその先にある。受け身で得たその呪縛の象徴を、自らの意志で「奉納」する行為によって、雛子は初めて運命に抗います。それは、与えられた役割を拒絶し、自己の物語を取り戻すための決別の儀式なのです。