【GP静岡2017】赤黒エルドラージ（スタン） デッキ解説

グランプリ静岡の１日目で赤黒エルドラージというデッキが活躍していました。デッキリストについて、まだ知らない方も多いと思うので、直前トライアル優勝者デッキリストから赤黒エルドラージを紹介します。

赤黒エルドラージは２日目もフィーチャーされると思いますので、デッキの特徴を知っておきましょう。試合を見る楽しさが上がります。

赤黒エルドラージ デッキリスト

土地（25）
5 沼
4 霊気拠点
4 凶兆の廃墟
4 山
4 産業の塔
1 海門の残骸
3 オラン=リーフの廃墟

クリーチャー（22）-
4 屑鉄場のたかり屋
4 歩行バリスタ
3 作り変えるもの
3 ピア・ナラー
4 難題の予見者
4 現実を砕くもの

インスタント（8）
4 致命的な一押し
4 無許可の分解

アーティファクト（5）
4 キランの真意号
1 霊気圏の収集艇

サイドボード
2 ショック
2 焼夷流
2 精神背信
1 歪める嘆き
3 グレムリン解放
2 エルドラージの寸借者
2 反逆の先導者、チャンドラ
1 灯の再覚醒、オブ・ニクシリス

デッキの特徴

アーティファクトの機体とインスタント除去は、マルドゥ機体と同じですね。大きな違いはクリーチャーのエルドラージたちです。

「作り変えるもの」「難題の予見者」「現実を砕くもの」と美しいマナカーブをしています。
「作り変えるもの」は相打ちして損しないためマルドゥ機体などのクリーチャーデッキに強く、「難題の予見者」はコンボデッキの４色サヒーリに強く、「現実を砕くもの」は速攻持ちでゲームを速やかに終わらせてくれます。
　
まさに、全方位メタといってもいい強力なクリーチャーたちです。

また、「オラン=リーフの廃墟」と「歩行バリスタ」のシナジーも忘れてはいけません。「歩行バリスタ」を 2/2で出すには４マナ必要ですが、「オラン=リーフの廃墟」があれば 1/1で出したあとに＋１カウンターを乗せられます。実質マナ加速となりますね。

「オラン=リーフの廃墟」は他にも、墓地から帰ってきた「屑鉄場のたかり屋」のサイズを上げたりと大活躍します。ただ、タップインなので１ターン目に出しておきましょう。後引きするとテンポが悪くなるため３枚挿しになっていると想定されます。

果たして、赤黒エルドラージはスタンダード環境に風穴を開けれるのでしょうか？
グランプリ結果に期待が高まりますね！