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スタンダード環境でサヒーリコンボを主軸にしたデッキは2種類あります。「ジェスカイ サヒーリ」と「4C サヒーリ」の2つです。「ジェスカイ サヒーリ」はスペルを中心としたコントロールデッキで、「4C サヒーリ」はクリーチャーを多く採用したビートダウンもできるコンボデッキです。
「ジェスカイ サヒーリ」と「4C サヒーリ」のどちらが、スタンダード環境に合っているを考察します。
ジェスカイ サヒーリ デッキリスト
「ジェスカイ サヒーリ」のデッキリストは、GPピッツバーグ2017の「Daniel Fournier」さんのデッキをお借りしています。
土地/Lands (26)
4 感動的な眺望所/Inspiring Vantage
4 霊気拠点/Aether Hub
2 鋭い突端/Needle Spires
6 島/Island
2 平地/Plains
3 港町/Port Town
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
1 さまよう噴気孔/Wandering Fumarole
クリーチャー/Creatures (7)
4 守護フェリダー/Felidar Guardian
3 奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk
スペル/Spells (27)
4 サヒーリ・ライ/Saheeli Rai
1 燻蒸/Fumigate
4 蓄霊稲妻/Harnessed Lightning
4 天才の片鱗/Glimmer of Genius
4 予期/Anticipate
2 ショック/Shock
1 手酷い失敗/Horribly Awry
2 鑽火の輝き/Immolating Glare
3 否認/Negate
2 不許可/Disallow
サイドボード
1 燻蒸/Fumigate
1 鑽火の輝き/Immolating Glare
1 否認/Negate
1 不許可/Disallow
1 払拭/Dispel
2 断片化/Fragmentize
2 コジレックの帰還/Kozilek’s Return
1 保護者、リンヴァーラ/Linvala, the Preserver
1 隔離の場/Quarantine Field
4 呪文捕らえ/Spell Queller
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4C サヒーリ デッキリスト
デッキリストは、2017年3月3-5日に開催されたMOチャンピオンシップで3位に入賞した「浦瀬 亮佑」さんのリストをお借りしています。
土地/Lands (21)
4 霊気拠点/Aether Hub
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
1 燃えがらの林間地/Cinder Glade
5 森/Forest
1 感動的な眺望所/Inspiring Vantage
1 島/Island
1 山/Mountain
1 平地/Plains
3 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
クリーチャー/Creatures (16)
4 守護フェリダー/Felidar Guardian
4 ならず者の精製屋/Rogue Refiner
4 導路の召使い/Servant of the Conduit
4 つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso
スペル/Spells (23)
3 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
4 サヒーリ・ライ/Saheeli Rai
1 実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher
4 霊気との調和/Attune with Aether
4 蓄霊稲妻/Harnessed Lightning
3 チャンドラの誓い/Oath of Chandra
4 ニッサの誓い/Oath of Nissa
サイドボード
1 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
1 チャンドラの誓い/Oath of Chandra
1 払拭/Dispel
1 金属の叱責/Metallic Rebuke
2 自然廃退/Natural Obsolescence
2 否認/Negate
1 ショック/Shock
2 領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship
2 不屈の追跡者/Tireless Tracker
2 歩行バリスタ/Walking Ballista
デッキの考察
「ジェスカイ サヒーリ」と比べてクリーチャーが多いのが見て取れます。その分、除去が少なくなっていますね。では、クリーチャーの多いコントロールと除去の多いコントロールはどちらが環境に合っているかを考察します。
クリーチャーとスペルどっちが強い?
単純に比較することは難しいですが、受け手に回る時はスペルの方が強いです。理由は盤面を整理しておけば、後続スペルとのシナジーが発生せず、裏目が無くなるからです。
では、なぜ除去の多い「ジェスカイ サヒーリ」が衰退したのかというと、1つはコンボが揃わなかったときの対応力の問題です。コンボパーツの「サヒーリ・ライ」と「守護フェリダー」は他のパーマネントがいないと能力を活かせません。スペルの多い「ジェスカイ サヒーリ」では、その特徴を自分から殺してしまっています。

除去の方が優秀な盤面は、相手に対して脅威となる後続がいることが条件です。レガシーでは「神ジェイス」などのパワーカードですね。相手にとって脅威がないのであれば、赤単がクリーチャーに除去を打ってるようなものです。そのまま状況が続けばどんどん苦しくなります。
同型戦ではどっちが有利?
同型戦ではお互いコンボパーツより妨害スペルの方が多いため、コンボはまず決まりません。コンボが決まる時はだいたい相手の事故です。
ゲームプランを立てて勝つには、相手より細かく動けることが大事です。このデッキの場合は「つむじ風の巨匠」がその役割を担います。

「つむじ風の巨匠」から出てくる飛行クロックは除去以外では止まりません。さらに、エネルギーカウンターを貯めるスペルを唱えることで、横に展開することもできます。クロックを出せれば相手のサヒーリへの牽制になりますし、ライフを削ることで動きを制限することもできます。
同型戦では常に返しの無限コンボがあるため、大振りはラスゴなどは打てません。小さいクロックとアドバンテージを重ねることが勝利の秘訣です。
スタンダードは、毎週微妙に環境が変わります。細かい動きができないと環境の変化についていけません。「ジェスカイ サヒーリ」が衰退した理由は、コンボや「奔流の機械巨人」だけに頼った大振りなアクションにあると思います。
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