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twitterにて面白い「死の影」のコンバットを見かけました。「死の影」のコンバットは割と複雑なので何が起こっているのか解説します。
後で解説しますが、このコンバットは相手側に勝つ方法が存在します!
あまりに面白くて戦闘の一部始終をキャプチャーした。 pic.twitter.com/BmCxrNNaoH
— つばさ™️ (@NeroFlugel) March 10, 2017
起こったことを解説
0:20 対戦相手が2体の「死の影(7/7)」でアタック。こちらが1体をブロック
0:25 四肢切断で4点ルーズ、こちらの「死の影」が5/5になる
0:30 対戦相手がフェッチを切る。ショックランドをアンタップINして、計3点ルーズ。相手の「死の影」は 10/10
0:34 四肢切断を解決して、相手の「死の影」は 5/5
0:40 ブロックしなかった相手の「死の影」を「致命的な一押しで除去」
0:45 相手が「ティムールの激闘」を使用。相手の「死の影」は 5/5,トランプル,ダブルストライク
0:50 相手が自分にタール火を使用。ライフ1にして、相手の「死の影」は 7/7,トランプル,ダブルストライク
0:55 二段攻撃の第一戦闘ダメージ・ステップ。ダメージの割振りは「死の影」5点、プレイヤー2点。戦闘ダメージを解決して、「死の影」は7/7 の5点ダメージを受けた状態で残る
1:00 第二戦闘ダメージ・ステップ。ダメージの割振りは「死の影」2点、プレイヤー5点。戦闘ダメージを解決して、こちらの「死の影」は12/12 の7点ダメージを受けた状態で残る。相手の「死の影」は7点ダメージを受けて死亡
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関係するルール説明
状況起因処理のルール
プレイヤーが優先権を得るときに常にチェックされる処理です。
状況起因処理のチェック内容は、ざっくり説明すると以下です。
・敗北条件を満たしていないか(ライフが0以下)
・クリーチャーやプレインズウォーカーが墓地に置かれる
・パーマネントが不正なパーマネントについていないか
・+1カウンター、-1カウンターの相殺
・同名のレジェンドやプレインズウォーカーがいないか
※ダメージを負ったクリーチャーが死亡するのは、状況起因処理によるものです。
状況起因処理のチェック時にタフネフ以上のダメージを負ったクリーチャーが墓地へ行きます。
コンバットダメージを順番に解決して、墓地にいくわけではないので注意しましょう。
トランプルのルールについて
トランプルは「ブロッククリーチャーに致死ダメージを割り振った後、残りのダメージを防御プレイヤーまたはプレインズ・ウォーカーに与える」能力です。致死ダメージは基本的に[タフネス - 負っているダメージ]です。
※例外として、接死を持っている場合の致死ダメージは1点となります。
先ほどのコンバットで「死の影」の致死ダメージは、第一戦闘ダメージ・ステップは「5/5(ダメージ0)」なので5点。第二戦闘ダメージ・ステップは「7/7(ダメージ5)」なので2点となります。
対戦相手が勝つには?
トランプルの致死ダメージは上で説明しましたが、ブロック・クリーチャーには致死ダメージ以上のダメージを割り振ってもいいです。致死ダメージは割り振るダメージの最低値でしかありません。
対戦相手は「死の影(5/5)」に6点、プレイヤーに1点を割り振り、ダメージ解決後の「死の影」のサイズを6/6にして倒す。
第二戦闘ダメージ・ステップはブロック・クリーチャーがいないため、トランプルで7点プレイヤーにダメージを与えていれば、合計8点で勝てました。
今回はトランプルで点数計算がずれましたが、2体アタックで片側だけブロックされた場合などでもダメージ解決後にサイズが変わります。死の影をコンバットで倒す場合は、ダメージ解決後の対戦相手のライフを基準にダメージ割り振りを考えましょう。
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