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「パックだけで遊べる」というのはMTGの良い所の1つではないでしょうか。
スタンを追うのが大変という人も、モダン・レガシーは高すぎてちょっと…という人も、リミテッドならすぐ遊べる!
しかし、リミテッドもまた奥が深い。特にドラフトは環境毎に特色が大きく違い、戦術も変わってきます。
今はカラデシュ*3でも、霊気戦争が入ってくることで全く違ったものとなってくるでしょう。
霊気戦争に備えるためにも、現環境をおさらいしてみましょう。
今回のテーマは「クリーチャー」です。
殆どの場合、ドラフト環境はコモンクリーチャーが定義するでしょう。
余程のことがない限り、デッキの大半はコモンになり、またクリーチャーであるからです。
コモンのクリーチャー達の傾向がわかれば、どういう戦術を取れば良いかが見えてきます。
で、この環境のコモンクリーチャーの傾向の1つに、「タフネス3以上が多い」ことが挙げられます。
というか、めちゃくちゃ硬い。
1マナからタフ3タフ4がいるし、「領事府の空船口」なんてどの色でも入る上に到達まで持ってる。
機体を含まない場合、この環境にはコモンクリーチャーが50種類います。そのうち約半分の26種類がタフネス3以上となっています。「亢進するネズミ」「クジャールの種子彫刻家」をタフネス3扱いするのであれば、なんと28種類!
悲しいかな、こんな環境ではただの2/2はすぐに役立たずになってしまうでしょう。
流石にタフネス5以上は高マナ域にしかいません。なので、タフネス4を越えるためのプランが必要になってきます。
パッと思いつくのは、パワー4以上をデッキに投入することでしょう。
特に「砦のマストドン」「自己組立機械」はどの色でも入る優良クリーチャー。前者は白いデッキだとベターですが、そもそもサイズ優秀なので特に問題なし。後者はアドバンテージ獲得にも貢献。そしてどちらも5マナなので「断片化」対象外。攻防で活躍するこれらのクリーチャーは戦力として期待すると同時に、対策必須な奴らでしょう。
また、恒久強化も1つの手となります。
各色の「亢進する○○」シリーズは2度も誘発すればマナコストと比較して凶悪なサイズになります。特に「亢進するアイベックス」「亢進するサイ」は2度の誘発で4/4を突破出来るようになるため、対処し辛いでしょう。
同様に+1/+1カウンターを乗せるクリーチャーも優秀です。序盤引いたらアタッカーとして利用し、中盤以降なら他のクリーチャー強化に利用しましょう。クジャールの種子彫刻家の1/2は確かに貧弱なサイズですが、霊気装置トークンをしっかりブロックしてくれるなど、全く仕事がないわけでもないです。「航空艇」をピックしておくとベターですね。
最後に飛行クリーチャーですが、過信は禁物です。
飛行クリーチャーは確かに止まりにくいですが、同時に、こいつらだけでは相手を止めることも難しいです。
そして比較的大きなサイズのクリーチャーが多いこの環境では、あっという間にライフレースをひっくり返されてしまうでしょう。
地上を止めた上で飛行持ちが殴っていけるのが理想ですね。
こいつは筆者のお気に入りのクリーチャー。
2/4というサイズは序盤の生物を止めるのに十分なサイズであり、同様に飛行生物を止めることも可能。
さらにアーティファクトなため、同色の「歯車襲いの海蛇」の高速召喚に貢献。既にアーティファクトがいる状態なら、次のターンには海蛇を出せます。いよいよ戦線膠着待ったなしですね。膠着した後は飛行を持たせて殴っていけば、ゲームに勝てるでしょう。
地味なスペックながら、戦線構築からフィニッシャーまで幅広く利用出来る隠れ優良クリーチャー!と、思っています。
いかがでしたでしょうか。
冒頭で述べた通り、コモンクリーチャーはリミテッドにおいて土台となる存在であり、ここを理解することが環境理解の第一歩となると思います。
タフネス3~4を突破することは必須課題でしょう。しかし、突破手段は豊富にあります。
次回はクリーチャー以外のカードをおさらいする予定です。それでは。
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