【ポケモンSV】エンテイの育成論と技構成【ポケモンスカーレットバイオレット】

エンテイの育成方針と強いところ

物理アタッカーを潰せるアタッカー

エンテイは一般ポケモンとしては唯一「せいなるほのお」を使用することができ、相手の物理アタッカーに対して50%の確率で付与できる火傷で負担を与えることができます。また、「せいしんりょく」の特性でいかくを無効化するので、サイクル戦になっても「いかく」に耐久を頼っているポケモンで止まりません。
「しんそく」も使用可能で耐久力があるので、ただのアタッカーではとどまらない強さを持っています。

レイド周回・最強レイドでは活躍できる？

積み技が少なく、火力も飛び抜けて強いというわけではありません。せいなるほのお・バークアウト・てだすけなどの有用なサポート向け技を持つものの耐性が優れているというわけでもないので、レイドのアタッカー・サポーターとしての適性は高くなく、あまりレイド向けのポケモンとしては使えません。

エンテイの特性とおすすめ

「せいしんりょく」で「ひるみ」を無効化し対戦を有利に進めよう

「せいしんりょく」の特性の効果は、相手のポケモンの技でひるまなくなるので、ひるみによって自身の攻撃が出せなくなるのを防ぎ、自身のターンを無駄にしない立ち回りができます。
また、「いかく」などの攻撃力を下げる効果を無効にしエンテイ自身の高い攻撃力を安定して出すことができます。

エンテイのおすすめのテラスタイプ

エンテイはほのおのテラスタイプがおすすめ

エンテイは「せいなるほのお」の威力を高める一致テラスタルの「ほのお」がおすすめです。突破力が上がることで耐久力・素早さが高めというメリットも活かしやすくなります。
弱点をカバーする目的であればくさテラスタルもおすすめですが、その場合は物理技を使うためにテラバーストがほぼ必須です。

エンテイは「せいなるほのお」を覚える

エンテイ以外に「せいなるほのお」を覚えさせておきたいポケモン

エンテイ以外に「せいなるほのお」を覚えるポケモンは「ホウオウ」のみです。
ホウオウはHPと特防が高いため耐久ポケモンとして優れており「せいなるほのお」で火傷状態にし、物理アタッカーの立ち回りを妨害する役回りが可能なので、ホウオウに「せいなるほのお」は習得させておきたいです。

エンテイのおすすめの性格

エンテイでおすすめの性格はようき

素早さ種族値が100なので、基本的には性格は「ようき」にして、物理火力を確保しつつ抜かせる相手を増やしておくのがおすすめとなっています。
追い抜きたい相手も多いので、基本的には最速が良いでしょう。ただ、物理火力は突出して高いわけではないので「いじっぱり」で物理火力を伸ばすのも有効です。

エンテイのおすすめの型・技構成

チョッキアタッカー型

「せいなるほのお」「しんそく」により突破力が高いほか、不利な相手が交代で出てきても「じならし」で遅くして後続の負担を軽減していくのを重視したフルアタ型です。チョッキを持たせて特殊耐久を高めれば、火傷での物理対策もあわせて固くて早いアタッカーとして使っていくことができます。

「かみくだく」はゴーストを見るなら選択肢に入る

エンテイは「ほのお」「いわ」「じめん」での攻撃面での相性補完が強いのですが、仮想敵次第ではじめん技は外しても良いです。その場合は環境に多いゴースト対策としてかみくだく、フェアリー対策としてアイアンヘッドも採用できますが、弱点を突けない場合の火力は高くないことには気をつけましょう。

攻撃素早さ特化で物理アタッカー性能を活かす

エンテイはそこそこ物理火力があり、そこそこ素早いポケモンなので物理火力と素早さを努力値で伸ばしていくのがおすすめです。攻撃と素早さに努力値を極振りしておき、余った努力値は防御か特防に振りましょう。

「とつげきチョッキ」で特殊耐久も高くなる

せいなるほのおでの物理受けと合わせて耐久面を大きく強化できる「とつげきチョッキ」がおすすめです。エンテイはせいなるほのおで攻撃しながら火傷を付与することができるうえにHPが高いので、両受けしながら攻撃してくアタッカーとしての性能を高めていくことができます。

エンテイと相性の良いポケモン

物理耐久が低いポケモンや相性補完を意識

エンテイは相手を高確率に火傷にできるので、物理耐久が低い代わりに高速で火力が高い「ハバタクカミ」との相性が良いです。また、じめん技で弱点を突かれる機会が多いので、霊獣ランドロスやサンダーといった相性補完を意識した組み合わせで採用しましょう。
特に、霊獣ランドロスはステルスロック撒きでエンテイの火力を補助出来る点で相性が良くなっています。

エンテイの対策ポケモンと対策方法

みず特殊アタッカーなら突破しやすい

エンテイは火力をせいなるほのおに依存気味で、そこまで攻撃範囲が広い訳ではありません。みずタイプやじめん複合であれば素の攻撃力の低さで止めやすく、そのまま起点にしたり、特殊技で負担を与えてゴリ押ししての突破が有効です。

スイクンは受けつつ起点にできる

スイクンは物理耐久が高いうえに「プレッシャー」持ちなので、エンテイの主力技のPPが最大でも8しかない弱点を突くことができます。エンテイに火傷は入りませんが、それでもねっとうで弱点を突けることからエンテイを起点にして「めいそう」を積んで返り討ちにすることも可能です。

トリトドンはエンテイ側の突破手段が少ない

トリトドンはほのお・いわ半減なのでエンテイの主力の技が通用せず、一致技のどちらでも弱点を突くことができます。特殊主体でやけども痛くなく、エンテイ側が引かざるを得ません。
くさ4倍なので、くさテラスタル＋テラバーストでの反撃にだけ気をつける必要があります。

霊獣ランドロスは火力で押し切れる

いかく無効・物理型で火傷に弱いという難点はありますが、霊獣ランドロスもエンテイに対して有利です。エンテイ側はじしんで倒されるのを警戒して引かざるを得ないので、交代受けこそやりづらいものの、エンテイの交代を見つつとんぼがえりで有利対面を作っていくことも可能です。

エンテイレイドでの対策方法

せいなるほのおでの火傷が脅威なので、物理アタッカーでのソロは難しいです。一致テラスタル前提のほのおだった場合は水ケンタロスでワンパンできるので、火傷対策だけミロカロスなどで行っておくのが良いでしょう。

エンテイの対戦での立ち回りについて

物理アタッカーに強いアタッカー

エンテイは「せいなるほのお」で高確率の火傷を付与しながら攻撃できるのが強く、相手をしている側は常に物理アタッカーが機能停止させられるリスクを背負って戦わないといけません。
火傷した物理アタッカーはその対戦だと役割を失ってしまうので、相手の交代読みに注意しながら使っていきましょう。

テラスタルで攻撃範囲を広げるのも有効

エンテイは耐久面で無理にテラスタルをする必要はなく、火力を高める目的でテラスタルを使っていきたいです。単純にほのおテラスタルで一致火力を引き上げても良いのですが、テラバーストでくさ・でんき技などを使えるようにするのも良いでしょう。

相手のアタッカーを対策する目的で選出

エンテイは単純なアタッカーというよりは、物理アタッカーを牽制・特殊アタッカーにも強いアタッカーとして使っていくポケモンなので、相手を見てから出すのが有効です。交代出しはしにくいのですが、先発よりは控えから交代で出したほうが強みを活かしやすくなっています。
先発は対面性能が高いポケモンか、ステルスロックなどの起点を作れるポケモンを採用しておきましょう。

エンテイの基本情報

エンテイのタイプ・タイプ相性

エンテイの特性

エンテイの夢特性

エンテイの種族値