【ポケモンSV】ウガツホムラの育成論と技構成【ポケモンスカーレットバイオレット】

ウガツホムラの育成方針と強いところ

環境上位のポケモンに強いタイプ構成を持つ

ウガツホムラはフェアリー等倍のドラゴン、というだけでも一定の存在感があり、物理耐久が高いことから物理技の不一致弱点くらいなら余裕で耐えることができます。何と言っても「炎オーガポン」の一致技を両方とも1/4に抑えることができるメリットは大きいので、環境メタの物理アタッカーとして使っていくのが良いでしょう。

炎オーガポンの一致技を大きく軽減できる

ウガツホムラはタイプ構成により、ほのお・くさの両方が1/4耐性なので、環境でも上位の採用率を誇る「炎オーガポン」に対しては非常に有利に戦うことができます。
起点にして「りゅうのまい」で積んでいくこともできるので、基本有利です。ただ、「やどりぎのタネ」持ちの補助型だと後続に繋げられやすいことには注意しましょう。

パオジアン側が決め手に欠ける

同じく環境上位のパオジアンは採用技の関係でウガツホムラの弱点を突くことができません。物理耐久の高いウガツホムラなら攻撃に余裕で耐えたうえでほのお技で一気に瀕死に持っていけるのが強いです。
ただ、先制技がないのでウガツホムラ側もそれなりにダメージは受けます。

レイド周回・最強レイドでは活躍できる？

ウガツホムラはレイドにおいては「ワイドブレイカー」「かえんのまもり」で相手の物理火力を下げていくことが可能で、さらに耐性も優秀です。回復手段として「あさのひざし」も持っているので、技スペースはやや苦しくなりますが、サポーターやソロでのアタッカーとしてレイドで活躍することが可能です。

ウガツホムラの特性とおすすめ

「こだいかっせい」でほのお技火力や攻撃を強化

ウガツホムラは「こだいかっせい」の特性で主に攻撃を強化することができます。素の攻撃種族値は115とやや控えめなのをカバーでき、他には防御を強化して受けを狙うことも可能です。
晴れで発動した場合はほのお技火力アップ、特性による攻撃アップで火力が大幅に上がるので、パラドックスポケモンの中でも特に晴れパとの相性が良くなっています。

ウガツホムラのおすすめのテラスタイプ

「フェアリー」テラスタイプは耐性も攻撃範囲も相性が良い

ウガツホムラはドラゴンタイプ持ちなので、環境上位にいるカイリュー・ラティオスといったポケモンは苦手です。先手を取られてドラゴン技で潰させるのを嫌うのであれば、フェアリーのテラスタイプにして耐性で耐えつつ、テラバーストで反撃していきましょう。
フェアリーとほのおは攻撃面での相性補完に優れており、さらにはがねテラスタルで対応しようとした相手にはほのお技が刺さるというメリットもあります。

ウガツホムラは「かえんのまもり」を覚える

「かえんのまもり」はウガツホムラの専用技

ウガツホムラ専用技「かえんのまもり」は、攻撃技のみ防ぐまもるのような効果があり、さらに直接攻撃(接触技)を防いだときには相手を「やけど」状態にする効果を持っています。
条件を満たせば相手を確実にやけど状態にできる強みはありますが、持っていることはバレバレで読まれやすいこと・ウガツホムラの弱点を突く技はほとんどが非接触技であることから、実はささる相手がそこまでいません。そのため、あえて採用しなくても良いでしょう。

ウガツホムラのおすすめの性格

「いじっぱり」で物理火力を伸ばすのがおすすめ

ウガツホムラは物理アタッカーとしては少し火力が控えめなので、性格補正をかけないと思ったより相手を突破できない場面も多いです。素早さは勝ちたい相手にはそれなりに勝っていてなんとでもなるので、いじっぱりを採用して最大火力を高めるのが良いでしょう。
明確に調整対象を決められるなら「ようき」で抜かせる相手を増やすのも悪くありません。

ウガツホムラのおすすめの型・技構成

竜舞アタッカー型

ウガツホムラのやや足りていない物理火力と素早さを高める「りゅうのまい」を採用し、有利な炎オーガポンやハッサム相手に積んで突破を狙っていく物理アタッカー型です。
全抜きを狙うには回復技がほしいのでやや難しい面もありますが、1体撃破、もう1体に大ダメージを1つの目標として使っていくと良いでしょう。

「あさのひざし」やドラゴン技も採用候補

フレアドライブの反動ダメージがそれなりに痛く、せっかく積んでもそう長いターンは居座ることができません。テラスタルによる相性変更も踏まえると「あさのひざし」を採用して回復できるようにしても良いでしょう。
また、テラバースト不使用でドラゴンを狩っていくために「ドラゴンクロー」を採用するのもおすすめです。

高速物理アタッカーとして攻撃素早さに極振り

ウガツホムラは耐久が充分に高いので耐久調整を行う価値があります。ただ、せっかくりゅうのまいを積むのならなるべく火力と速度は高めておきたいため、攻撃と素早さはできるだけ極振りするようにしましょう。
ブーストエナジー採用の場合、攻撃は削るにしても素早さの実数値を1上回るように振っておきたいです。

「ブーストエナジー」を持たせてさらに火力を強化

ウガツホムラは持ち物はデメリットなしで攻撃力を1.3倍に強化することができる「ブーストエナジー」を持たせるのがおすすめです。攻撃の実数値が素早さよりも高ければ攻撃が1.3倍になるので、りゅうのまいによる積みと合わせて高い火力を出せるようになります。
ただ、交代すると効果が消えるので気をつけましょう。

ウガツホムラと相性の良いポケモン

起点を作れるポケモンを一緒に採用したい

ウガツホムラは「りゅうのまい」を使うために有利な対面を作っていきたいです。ハッサム・炎オーガポンと対面すればそのまま積んでいけますが、そううまく対面できるわけではないので、起点を作ってウガツホムラの火力をサポートできるポケモンと一緒に使いましょう。

ウガツホムラの対策ポケモンと対策方法

物理受けポケモンやテツノツツミで対策ができる

ウガツホムラは弱点はそれなりにはっきりとしており、物理アタッカー相手には決め手を欠いてなにもできなくなります。また、テツノツツミなら普通に攻撃してもよし・アンコールで起点にしても良しで対処しやすく、他の物理アタッカーと似たような対策が通用します。

ディンルーは受けつつふきとばしで流せる

ディンルーは耐久力の高さでウガツホムラを受けることができ、フェアリーのテラバーストも耐えて「ふきとばし」でウガツホムラの無双を防ぐことができます。1回積まれたくらいならまだ耐えることができるので、交代からの後出しでも対処できます。

へイラッシャは積みを無効化して受けられる

ヘイラッシャは「てんねん」の特性によってウガツホムラの積みを無視して受けることができます。そこから「あくび」で流しつつ「じわれ」で交換先を狙っていく動きもできるので、後投げでも受けられるポケモンとしておすすめです。

テツノツツミはウガツホムラを起点にできる

テツノツツミはウガツホムラが1回積んだだけであればまだ速度で勝つことができます。1回目のりゅうのまい時に交代して次のターンで「アンコール」を使えばウガツホムラを起点にすることができ、交代を呼んで物理攻撃を受けても耐えきれます。

ウガツホムラレイドでの対策方法

まだレイドでの登場はありませんが、今後ウネルミナモと同様に「ほのお」テラスタイプで登場することが考えられます。ほのお・ドラゴンの攻撃範囲が広い上に積み技まで持っていますが。特殊耐久は並です。物理技対策を整えて、回復手段を持つポケモンで挑むのが良いでしょう。

ウガツホムラの対戦での立ち回りについて

有利な相手を起点に積んで複数突破を図っていく

ウガツホムラはタイプ構成がかなり優秀なので、有利な相手にとことん強く、さらに攻撃面でドラゴン・ほのおの相性の補完が優秀です。炎オーガポンやイーユイといった相手は相性が有利で積むスキを作りやすいので、味方の起点ポケモンから繋いだりして積んで攻撃していけるようにしましょう。

積んだり耐える目的でのテラスタルと相性が良い

ウガツホムラはタイプが優秀であり、フェアリーにテラスタルすれば耐性が大きく入れ替わるので耐えられる技のタイプ範囲が広いです。耐えたうえで積んだりそのまま反撃して相手を倒すことができるので「ふいうち」に縛られているときなどに活用していきましょう。

積みエースとして後続から出したい

ウガツホムラは基本的には積まないと突破力がやや足りません。先発で出しても起点ポケモンにじゃまされてしまうことが多いので、積みエースとして、起点ポケモンから後続で出すのがおすすめです。

ウガツホムラの基本情報

ウガツホムラのタイプ・タイプ相性

ウガツホムラの特性

ウガツホムラの夢特性

ウガツホムラの種族値