【ポケモンSV】雨パの組み方・おすすめポケモン【ポケモンスカーレットバイオレット】

雨パとは？雨パの強いところ

天気の「雨」を活かしたみずポケモン中心のパーティ

雨パは天気の「雨」を活かしたパーティで、主に水ポケモンを中心に使います。雨の間は水技の威力が上がるほか、すいすいの特性で素早さが上がるので、どちらの恩恵も受けられる水ポケモンが多い雨パは、天候パとしてはかなり使いやすいです。
また、タイプ相性の関係で晴れパや砂パなど他の天候パに強いのもメリットです。

みず技の威力が上がり「かみなり」「ぼうふう」も必中化

雨の間は水技の威力が1.5倍になり、炎技の威力が半分になります。半減されづらい水技の威力を上げられるメリットが大きいうえに、「かみなり」で水タイプを、「ぼうふう」で草タイプを対策できるようになるので、パーティ構築次第で相手に受けられにくくなります。

弱点が偏りやすいので別タイプのポケモンを入れたい

雨パは恩恵を受けるポケモンばかりを入れると、水タイプに偏りがちです。今作はルンパッパやキングドラがおらず弱点が偏りやすいので、炎半減のメリットが大きい鋼など、水タイプ以外のポケモンも入れるようにしましょう。

雨パは現在の環境パーティかどうか

「すいすい」のアタッカー不足で環境的には逆風

雨パは「すいすい」持ちが今作では減っており、エースになる「キングドラ」が不在です。全体的に物理に偏っていて特殊アタッカーのエース不足なのもあってか、今作の対戦環境ではやや扱いにくくなっています。ただ晴れパに強いメリットは大きいので、今後の環境次第では流行る可能性もあります。

雨パでおすすめのポケモン

カイオーガは雨起動役かつ最強のアタッカー

カイオーガは雨パにおいては天候の始動役であり、そのまま「しおふき」で大ダメージを与えることができる、エースとなる特殊アタッカーでもあります。
伝説解禁戦ではほぼ対策必須となる超強力なゴリ押し火力が出せるほか、相手のみずタイプには「かみなり」で対策出来る点も強力です。

サンダーは一致技を高火力で使えるアタッカー

サンダーは雨パであれば「かみなり」「ぼうふう」が必中になるので、高い特殊火力を存分に活かして戦うことができるようになります。どちらも追加効果が強力であり、威力も110と非常に高いため、高めの素早さも活かして相手の先手を取ってワンパンするアタッカーとして使っていきましょう。

ペリッパーが雨を起動してそのままアタッカーにもなれる

今作ではペリッパーのみが雨パを起動する「あめふらし」の特性を持っています。天候の取り合いにはやや弱いものの、ペリッパー自身が強力な特殊アタッカーになれるので、交代せずに居座って火力を出しやすいのがメリットです。

「すいすい」持ちのアタッカーをエースにしたい

雨の最中に素早さが上がる「すいすい」の特性をもつポケモンは、雨パでのエース向けです。水技の威力アップの恩恵もあって火力を出しやすいので、1体は必ずすいすい持ちを入れておきましょう。

雨パおすすめパーティ編成例

カイオーガ軸の伝説入り雨パ

伝説きっての汎用性と高火力を持つカイオーガを軸にした伝説のポケモン入りの雨パです。カイオーガ・ザシアンという対面性能の非常に高いアタッカーでゴリ押ししつつ、苦手な一般ポケモン等は連撃ウーラオスやサンダー、ハッサムといったポケモンで処理していきます。

みずタイプはなるべく弱点がかぶらないことを意識

雨パではみずタイプが「みず技威力アップ」「すいすいなどの雨用特性が発動する」などメリットが大きいのですが、あまりみずタイプばかり採用すると弱点が偏ります。みずタイプは複合タイプによって弱点がかなり変動するので、ルンパッパのような他のみずタイプと弱点がかぶらないポケモンを採用しましょう。

雨パテンプレパーティ1

フローゼルを主力アタッカーにしつつ、対策しきれない相手をタイカイデンやセグレイブで対策するパーティです。ヌメルゴンは「うるおいボディ」で状態異常を治す使い方もできますが、「そうしょく」で草タイプの対策をする使い方の方が良いでしょう。

雨パテンプレパーティ2

基本的な動きは1と同じですが、こちらは雨が取れなくても戦えるポケモンが多めに入っています。時にはフローゼルを採用せず、他のポケモンで勝利を狙っていくこともあります。

雨パでおすすめの特性

「あめふらし」は雨パ起動用に必要

雨を降らせる特性「あめふらし」は今作ではペリッパーしか持っていません。天候技を使わずに天気を雨にできるのがメリットですが、他の天候起動役よりも素早いせいで天候パ同士の戦いにはやや不利なのが難点です。「あまごい」を他のポケモンに持たせたり、初手を「とんぼがえり」持ちにするなどで対策しましょう。

「すいすい」は雨パエースを素早くできる

「すいすい」は雨の間は素早さが2倍になる特性です。素早くなりつつ水技をタイプ一致で撃てるというのが雨パを使う最大のメリットなので、エースになるすいすい持ちのポケモンは必ずパーティに入れるようにしましょう。

「うるおいボディ」は雨だと状態異常がすぐ治る

うるおいボディの特性をもつポケモンは、ターン終了時に状態異常を治すことができます。「ねむる」で即時回復できるほか、相手の状態異常にも強いのがメリットです。耐久ポケモンの場合はあまり長く居座ると雨がやんでしまう点には注意しましょう。

雨パでおすすめの技

「かみなり」「ぼうふう」が必中になって高威力技を連発可能

雨の間は通常は70%の確率でしか命中しない「かみなり」「ぼうふう」が必中になります。どちらも「まひ」「こんらん」の追加効果発生率が30%と高いので、高威力技を連発しつつ状態異常で相手に負担をかけることもできます。雨パが苦手にしている水や草に強いので、これらの技を持つポケモンを1～2匹は入れておくようにしましょう。

みずタイプの高威力技はエースの決め技に使える

雨の間は水タイプの技が1.5倍で使えるので、非常に高威力の技として使えます。すいすい持ちはみずタイプの技も習得できるので、ハイドロポンプやウェーブタックルのような高威力の技を持たせて、アタッカーとして採用しましょう。

雨パの対策方法

天気を他の天候特性で上書き

雨パは他の天気パと同じく、天候特性で天気を変えてしまうのが有効です。他の天気特性持ちはペリッパーよりも遅いので同時初手なら天気を奪うのは簡単な一方、どのポケモンも雨パで採用される技には弱いので、逆に雨にされてピンチにならないようにしましょう。

「ちょすい」「よびみず」でみず技を無効化

雨パのポケモンは水技を主体にしていることが多いです。「ちょすい」「よびみず」のような水技を無効化する特性持ちを出せば、相手のエースアタッカーを止めるのは簡単です。ただし、非常に読まれやすいのが難点です。