【ドラクエ10】パラディンの評価と使い方・スキルの振り分け

「パラディン」の評価

「パラディン」の特徴

HPと守備力が全職業で1番高い

パラディンは全職業で最もHPと守備力が高く、さらに鎧・大盾も装備可能です。打たれ強さはピカイチであり、物理攻撃はもちろん、固定ダメージ特技や呪文にも強いです。
攻撃に耐えつつ敵を「押す」ことでタンクの役割を引き受けることも可能であり、安定感が最もある職業といって良いでしょう。

「戦士」との違い

パラディンと同じように戦士も重装備可能で耐久力がありますが、戦士の場合は「火力も出せる」という大きな違いがあります。片手剣＋盾なら火力と耐久を両立しつつ「かばう」で特定の味方を守ることが可能、両手剣なら火力、オノなら範囲攻撃と、どちらかというと火力重視の職業です。
また、「敵にデバフを入れる」ことも得意であり、特技で味方を守る戦士、立ち回りで味方を守るパラディンと、役割は大きく異なっています。

槍を持つと攻撃職の役割も可能

パラディンは「ヤリ」を装備すると火力が高くなり、チャージタイム無しの多段攻撃「さみだれ突き・零」を使うことで高いDPSを発揮することもできます。バトルマスター・魔剣士と比べると範囲攻撃が苦手でさすがに火力は負けますが、「硬い火力役」が可能なのはメリットです。

重く出来るため「相撲」役として使う

パラディンはドラクエ10独自の「おもさ」というシステムを存分に活かしている職業です。重い鎧・盾などを装備してパラディン自身を重くし、「ヘヴィチャージ」の特技で重さを2.5倍にすることで、敵を押す「相撲」ができるようになります。
敵を味方から引き離すように相撲をすることで味方が近接攻撃を受けなくなるので、魔法使いのような呪文後衛職で一方的に攻撃できる敵もおり、一部エンドコンテンツではこの立ち回りが前提となります。

「パラディン」の強み

「相撲」が必要なコンテンツで必須級

パラディンは主に「相撲」役として採用され、重さで拮抗以上に持ち込める敵を味方から引き離して守る立ち回りが要求されます。最近は押せないボスも増えてきているのでパラディン一辺倒で勝つことはできませんが、「レギロ」「ガルドドン」「レグナード」などのエンドコンテンツボスでも相撲が通用するボスがいるので、そういったボスに呪文職と一緒に挑むと良いでしょう。
不安な場合は「フェスタインフェルノ」「邪神の宮殿」といったコンテンツで練習するのも良いでしょう。

ダメージを無効・軽減する専用技を持つ

パラディンはダメージを無効化したり軽減する技を多く習得可能です。特にみのまもりが高いほどダメージを軽減する「大ぼうぎょ」と、一度だけ完全に攻撃を無効化する「聖騎士の堅陣」の2つは、エンドコンテンツで相撲をしつつ耐えるために重要です。
また、必殺技のパラディンガードは一定時間攻撃を無効化しつつ敵の攻撃を自分に向けるので、逆効果になることもあるエンドコンテンツ以外では使用機会が多いです。

呪文で味方の回復や守備力アップが可能

パラディンは一部回復呪文や守備力を上げる呪文を習得できます。使用機会は多くはないのですが、じょじょにHPを回復する「リホイミ」系呪文は効果がそこそこ大きいので、ボス戦のような長期戦で手が空いたときに使っておくと、回復役の負担を減らすことができます。

「槍パラディン」の強み・スキルの振り方

パラディンは「ヤリ」装備でチャージタイム無しの高威力多段攻撃「さみだれ突き・零」を連発することができます。強化通常攻撃を4回行うような強力な特技であり、これを連発するだけで単体火力を高くすることが可能です。
打たれ強いアタッカーとして使っていけますが、範囲攻撃だけは苦手なので注意です。

「さみだれ突き」の火力が強力

ヤリパラディンはヤリスキルのさみだれ突きが専用の「さみだれ突き・零」に強化されており、通常のさみだれ突きよりも高く連発可能という強力な攻撃スキルを使用可能です。
ヤリで良いものを持っていれば、火力はこれ1本でやっていけるほど強いので、パラディンを火力役にするのに使いましょう。

CTがなく無限に使える

多くの強力な特技はCTがあるので連発ができないのですが、さみだれ突き・零は「零」と付いているようにCTが0であり、連発することができるのがメリットです。ダメージ上限が通常のさみだれ突きより低い1999ですが、多段攻撃なのでそこまで気にならないでしょう。
特に「特技のダメージ＋」など、攻撃1発1発を強化するタイプの宝珠・アクセとの相性が良いです。

おすすめのスキル振り方

槍パラディンを使う場合はCT特技以外は「さみだれ突き」1本で全く問題ありません。特に雑魚敵や相撲が必要ないボスで使うことが多いので、さみだれ突きを強化するパッシブやステータスを強化するパッシブをセット、あとは敵の火力を下げる「武神の護法」や、最も火力が高い「超さみだれ突き」を採用するのがおすすめです。

「パラディン」の立ち回り

「槍パラディン」の立ち回り

槍パラディンは主にボス戦や「アストルティア防衛軍」といったコンテンツで相撲を使わない代わりに打たれ強いアタッカーとしてパラディンを使うビルドです。
攻撃は「さみだれ突き・零」1本で良いので、HPの高い敵にどんどん攻撃していきましょう。また、同盟コンテンツでは魔法戦士の「フォース」を受けると属性弱点を突くことで火力が上がります。魔法戦士から離れすぎないように意識して立ち回りましょう。

「壁パラディン」の立ち回り

壁パラディンは攻撃は一切行わず、ヘヴィチャージで自分を重くして敵を押し、味方から引き離すという立ち回りが必要になります。
あまりずっと押していると敵は「ターンエンド(押し合い反撃)」で強力な攻撃を使用してくるので、そのタイミングを見極めて各種防御特技で被ダメージを抑え、前線を支えていきましょう。

「パラディン」の弱み

すばやさが低い

パラディンは素早さがかなり低く、ターンが回ってくるのが遅いです。素早い職業と比較するとあからさまにターンが回ってくるのが遅いので、特にエンドコンテンツではコマンドの無駄打ちはせず、常に必要なタイミングで防御特技を使えるようにすることを意識しましょう。

「相撲」がないと活躍しにくい

パラディンは打たれ強いアタッカーとして使えるようになったとはいえ、やはり「相撲」が活かせない場面では使いにくいです。
ドラクエ10では押せるボスと押せないボスがはっきりと分かれており、バラシュナやデルメゼのように完全に相撲が不可能な相手も多いので、そのようなボスには相撲戦法が通用しません。
その場合はパラディンは硬いだけで火力が低く足を引っ張ってしまうので、コンテンツの得意・不得意がかなり激しいのが難点です。

「パラディン」の解放条件

「パラディンの心得」クエストクリアで解放される

パラディンはガートランド城で受注できるクエスト「パラディンの心得」をクリアすることで転職が可能になります。転職するにはガートラント領で「かばう」を1回成功させる必要があるので、戦士のレベルを上げてから挑戦しましょう。
HPを大きく伸ばすパッシブが取れるので、クエスト解放職業の中でも解放優先度は高めです。

「パラディン」のおすすめ武器

他の職業と使い回しが可能な武器

パラディンは使用頻度の高い職業ではないので、他の職業と武器を使い回す前提で使いたいです。ハンマーはパラディン専用になりがちですが、槍はガーディアン、片手剣はガーディアンと魔法戦士と併用可能です。
この2職業は鎧も装備可能で装備の使い回しが利きやすいので、パラディンのサブ職として使っていくと良いでしょう。

「槍パラディン」のおすすめ装備

おすすめの防具

装備の選び方

槍パラディンは特技ダメージを強化する鎧で、多段攻撃のさみだれ突き・零を強化するのがおすすめです。現状は「蒼穹兵団のよろい」一択でしょう。
壁パラディン兼任の場合は装備代金が高くなるのでそちらを使いまわしても良いのですが、腕装備の「攻撃力」錬金はモロに差が出る部分なので、一部部位だけでも使い分けができるようにしたいです。

おすすめのアクセサリー

槍パラディンの場合は「攻撃力」や与ダメ上昇系のアクセサリーを重視して装備しましょう。顔装備に関しては戦闘開始時のバフを意識するなら「魔犬の仮面」を、特技ダメージ加算を意識するなら「マーシャルピアス」を使うのがおすすめです。
また、守りはもともと硬いので、竜のうろこより「ラストチョーカー」装備で守りを固めるのもおすすめです。

「壁パラディン」のおすすめ装備

おすすめの防具

装備の選び方

壁パラディンは最新の鎧装備で重さを最大限に高めるのが基本です。重さ錬金のものも入手して、できるだけ重さを高めておきましょう。
レグナードのように特定の耐性が必要な相手に「魔侯爵のよろい」などを使うメリットもありますが、基本はその時点での最新防具の購入でOKです。

おすすめのアクセサリー

基本的なおすすめアクセサリーはあまり槍パラディンと変わりませんが、マーシャルピアスは行動ターン消費無しの目的で使うことが多いです。
また、重さを強化する「オシリスのアンク」「アモンの大紋章」といったアクセはパラディンほぼ専用なので、重さを高めるために理想値を作っておきましょう。ただ、重さが足りる場合はアンクは「アヌビスのアンク」にしてHPを高めるほうが有効です。

「パラディン」のスキルの振り方

ハンマー

ハンマーはパラディンの武器で一番重さを盛ることができ、さらに盾と併用することができます。武器の重さ自体に価値がある一方でハンマーの特技を使う機会は皆無なので、パッシブを良い位置にセットできるようなスキルセットがおすすめです。
ただ、持ち替えが面倒で雑魚戦で使う場合に備えて、一応攻撃特技をセットしても良いでしょう。

ヤリ

火力重視で使用する武器であり、攻撃はほぼさみだれ突きで行います。そのため、さみだれ突きのダメージ強化を190と高い位置にセット、場合によっては武神の護法よりも攻撃力を180にセットしてしまっても良いでしょう。
ただ、超さみだれ突きはそれなりに威力が高いので、200で使えるようにしておくのがおすすめです。

片手剣

重さはハンマーよりも下がりますが、ある程度火力を出せるのがメリットです。ただ、現状のパラディンは火力ならヤリ、守りならハンマーなので、あえて火力と耐久を両立したいとき以外で片手剣を使う機会はほぼ無いでしょう。
火力を出すためのアルテマソード・不死鳥天舞をCTが最も短くなる位置にセットし、あとはパッシブのうち優先度が高いものを上におけばOKです。

スティック

パラディンでスティックを使うメリットは皆無です。キラキラポーン・ホップスティック・スピリットゾーンなど役立つ特技があるのでセットしても良いのですが、あえてパラディンで使うメリットはなく使う暇もほぼありません。
どうしても使いたい場合は補助特技を強化するスキルを160以上にセットしておきましょう。

盾

パラディンは「アイギスの守り」はファランクスとのチャージタイムの関連で使い分けをするメリットがあるので、CTが短くなる180にセットしておくと良いでしょう。
あとは基本的にはくあいスキルの特技を使うことになるので、MPや守備力など、装備だけで効果のあるパッシブを優先度の高いものから上にセットして、盾装備だけで恩恵があるようにしたいです。

「パラディン」の宝珠のおすすめ

おすすめの光の宝珠

パラディンガードは高難易度で使う機会が少ないので優先度が低いです。必殺チャージ自体にはメリットがあるので、閃きや聖光の鎧の宝珠はセットしておくと良いでしょう。
あとは防御系の特技を強化・延長できるものが欲しいので、エンドコンテンツに挑むなら優先して集めておきましょう。

おすすめの闇の宝珠

ヤリ以外の闇の宝珠は使用機会が少なすぎるので優先度が低いです。ヤリパラディンの場合は主力がさみだれ突きなので、強化宝珠は優先的に確保しておきましょう。
あとはCT特技強化や範囲攻撃のジゴスパークの強化宝珠があればよいのですが、さみだれ突き系の極意以外はなくてもあまり問題ありません。

おすすめの炎の宝珠

最大HPと重さ・ガード率などのパラディンの役割を強化する宝珠を優先的にセットするのがおすすめです。また、壁パラディンの場合は「武神の豪腕」は不要なので、その枠を挑む敵に応じた耐性宝珠に変更しても良いでしょう。

おすすめの水の宝珠

会心ガードやみかわしアップなどの防御系宝珠が大事なのは他の職業と同じです。ただ、ふっとびを食らって転倒している間に相撲が崩れるリスクが怖いので、少しでもカバーするために「鉄壁のふっとびガード」を採用するのをおすすめします。
あとは自由枠なので、盾ガード時のデバフ宝珠や、耐性宝珠をつけましょう。

おすすめの風の宝珠

HPを高めたり、聖女の守りで少しでも耐えられるようにしておくのがおすすめです。味方がばたばた倒される場面では「復讐の聖女の守り」を採用しても良いですが、パラディンを採用するなら味方が倒されないのが理想ではあります。
そのほか、槍パラディンなら「奇跡の会心攻撃」採用で、会心火力を大幅に高めることもできます。

「パラディン」と相性が良い職業

後衛・中衛職をパラディンで守る

パラディンは主にエンドコンテンツで後衛・中衛職を敵から引き離して守るのが仕事です。魔法使いが安全に攻撃できるようにしたり、僧侶でパラディンを守るなどして戦線を維持できるようにしましょう。
また、魔法使いと相性が良い魔法戦士をサポート役として入れたり、同盟コンテンツでのヤリパラディンを魔法戦士やどうぐ使いで支援して火力を上げるのもおすすめです。